2025年7月に食べて印象に残ったお店【9軒】
《Japan Ramen Guide/日本拉面指南》
麺喰ワンダラー(Menkui Wanderer)
column 2025.09
TRY審査員を20年もやっていた割には、あまりお店に優劣は付けたくない派。でもスタッフが“こういう企画”をやって欲しい、というのでやってみることにした。20年前くらいに「オールアバウト」でもやっていた企画のリバイバルでもある。そもそもたくさんのお店の中から選んで食べに行ってるので私が食べに行った時点で「私が選んだお店」だったり「私が食べたいと思ったメニュー」だったりするわけだ。そして実際に食べてみて、しかも1ヶ月ほど経って、「また食べたい」「人に勧めたい」、そう思っているお店を紹介していきます。本当は5軒くらいに絞りたかったのですが、最初は枠も緩やかに選んだら9軒も・・・。どれもオススメです。
※紹介の順番はランキングではなくて、食べた順番です。
01.『頑極』(がんぎまり/武蔵小山)

2025年6月26日オープン。60歳過ぎてからこういう「ガッツリ系」を食べる機会が減りました。でも、食べてみるとやっぱりおいしく、好きなんですよね〜。どこでもおいしいのかというと個人的にはそんなことはないですが、ここはおいしかったです。また食べたいし、「ラーメン二郎」には怖くて行けないけど、食べてみたいという人にはオススメ。
01.頑極(がんぎまり/品川区/武蔵小山駅)
公式情報
〒142-0063 東京都品川区荏原4丁目4−14
02.『RAMEN and TSUKEMEN Number.9』(自由が丘)

2025年6月27日オープン。こちらは2号店で、1号店は「はやし田」などのINGSプロデュース。なので、こちらもその可能性が高い。そういうお店をラーメンマニアは嫌う人が多いけど、私はよく食べる。チェーン店でも資本系でもプロデュース店でもオススメできるお店は多い。なのでこだわらず、食べてみる。そしてここはよく出来ていると思った。接客もいいし、オススメできる。
02.『RAMEN and TSUKEMEN Number.9』(目黒区/自由が丘駅)
公式情報
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1丁目12−6
03.『3931WORKS.』(さんきゅーさんいちわーくす:一ノ割・春日部市)

2024年12月オープン。店主は、栃木の名店『YOKOKURA STOREHOUSE』や『UNITED NOODLE アメノオト』で修業した人。上半期の首都圏新店の中でRDB第2位。そんな前情報で食べに行ったが頭の中にはいろいろイメージができていた。しかし、それらを上回っておいしかった。前記に「お店に優劣は付けたくない」と言っておきながら、7月の1位はこちら。上半期の新店の中でも上位間違いなし。しかも味も抜群な上に接客が素晴らしい。特に女性の接客がお見事。ファンも多いだろうな、と思う。人気すぎて行列が凄いのが難点だがそれを上回る素晴らしさがある。
03.『3931WORKS.』(さんきゅーさんいちわーくす/春日部市/一ノ割駅)
公式情報
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1丁目12−6
04.『つけめんさなだNNS』(草加)

店名の“NNS”は、「Neo Nostalgic Style」のこと。
2024年9月6日~8日プレオープン、9月10日グランドオープン。
「さなじファイナル」からのリニューアル。
店主は名店「六厘舎」出身。本店は北千住にあるがそちらをスタッフに任せ、「自分が今食べたいもの」を提供する店に自ら立っている。出てきたのは、もはや懐かしいくらいの濃厚つけめん。店名の“ネオノス”そのものの新しさと懐かしさの両立。濃厚豚骨魚介系は歴史的には20年以上になるが、おいしいものは今でもちゃんとおいしい。オススメ!
04.『つけめんさなだNNS』(草加市/草加駅)
公式情報
〒340-0015 埼玉県草加市高砂1丁目12−43
05.『生しじみラーメン オルニ 恵比寿店』(恵比寿)

2025年8月4日オープンだが、7月4日に試験営業で食べている。もちろん値段は同じだし、支払っている。西麻布でも食べているが、愛媛県松山市が本店で恵比寿は3号店。なんせ営業時間が23:30~5:00という悩ましいスタイルなので飲兵衛しか行きにくいが、何しろ、コンセプトがスゴい。『世界中の肝臓を癒す!』なのだ。そして夢は『この世から二日酔いを無くす!』全国100店舗を目指し、さらに世界展開を目標に掲げているという。なんだか、そんな夢物語を応援したくなったのだ。そんなわけで、酒飲みにオススメ!
05.『生しじみラーメン オルニ 恵比寿店』(渋谷区/恵比寿駅)
公式情報
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1丁目7−9 恵比寿タイムハウス 3階
06.『味噌Ramen Factory ReNge』(阿佐ヶ谷)

2025年7月6日オープン。焼味噌のイメージから“純すみ系”をイメージしたが、当たらずとも遠からず。多少は意識しているとは思うが、インスパイアと言うほどでもなく、オリジナルの焼味噌ラーメン。あえて近付けてないというか、個性を出そうとしていると思う。多くの人が好んで食べられると思うのでオススメ!ただ照明が悪く、ラーメンを撮影しようとすると自分の影が入ってしまう。私はパソコンで修正したがスマホだと投稿できないかも。そういうところも流行るかどうかのポイントかもしれない。
06.『味噌Ramen Factory ReNge』(杉並区/阿佐ヶ谷駅)
公式情報
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北2丁目1−1
07.『丸源ラーメン 品川シーサイド店』(品川)

私は勉強になるのでチェーン店でもよく食べる。しかし、丸源ラーメンは随分ご無沙汰だった。そんな折、品川シーサイドに新店が出来たので行ってみたら、思った以上にいろいろと素晴らしかった。家族で行ったら満足して帰れそう。開店して間もないからか、オペレーションの素晴らしいマネージャーみたいな女性がいて、その人の活躍が素晴らしかった。いわゆるマニア向けのお店ではないが、一般の方や家族向けには相当オススメできる。
07.『丸源ラーメン 品川シーサイド店』(品川区/品川駅)
公式情報
〒140-0002 東京都品川区東品川4丁目12−6 品川シーサイドフォレスト オーバルガーデン 1
08.『中華そば 新増田』(千歳烏山)

2025年8月1日オープン、そのレセプションにて。元「えるびす」(池袋)の店主が4年ぶりにラーメン界へ復活!レセプションなので一杯一杯が丁寧に作られ、2杯とも素晴らしくおいしかったのだが、この味をワンオペで提供できるのだろうか?という心配があった。それが表面化してしまったようで、すぐに1日に出せるのはどちらか一つ、ということに変更になった。それはどうだろうか?お店に向かいながら「今日はどっちにしようかな?」なんて考えながら向かうのも一つの楽しみだ。日によっては2杯食べたいときもあるだろう。それができないのだからオススメ度合いもだだ下がり。やっぱりあのクオリティの2種類提供には無理があったか。慣れてくれば出せると思うのだが・・・。そうなれば改めてオススメ!
08.『中華そば 新増田』(世田谷区/千歳烏山駅)
公式情報
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山5丁目12−11 宮本ビル 1F-101
09.『会津喜多方RAMEN 二代目 いわいや』(乃木坂/赤坂/青山一丁目)

2025年7月28日にグランドオープン。会津若松の超人気店「めでたいや」創業者の若い息子さんが店長だった。会津若松ラーメンと喜多方ラーメンの合体したタイプの「毎日でも食べられるラーメン」。個人的には会津の出身でもあるし、大好きなのだがRDBのスコアが伸びないのは普通すぎるのかもしれない。でも私は大好き。そしてオススメ!
09.『会津喜多方RAMEN 二代目 いわいや』(港区/乃木坂駅・赤坂駅)
公式情報
〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目5−33 ベルバン 赤坂 B104
あと7月なので「冷やしラーメン」も随分食べた。それらは夏季限定なのでもう食べられないので今回は挙げないが、少し前の記事でも紹介しているのでそちらを参考にしていただきたい。「ろく月」「翡翠」「七彩飯店」「魚郎」などがオススメ!これらの冷やしは来年までお待ちください。