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ラーメンペディア

2025年8月に食べて印象に残ったお店【7軒】

ラーメンコラム

《Japan Ramen Guide/日本拉面指南》

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麺喰ワンダラー(Menkui Wanderer)

column 2025.09
8月は冷やしラーメンもたくさん食べたので温かいラーメンで印象に残っているのは少なめ。冷やし系はもう食べられないので来年への期待としてあげておきます。

01.『MugiとButaヌードルス』(立川)

▲中華そば(970円)

2025年6月17日オープン。店主は様々な飲食を経験している和食一筋の料理人。店はコンテナで自家製麺の中華そばを提供。スープは自家製のしょうゆこうじがベースの豚清湯。麺は細麺ストレート。チャーシューも秀逸でネギの切り方もいい。今後が注目の新店。

01.『MugiとButaヌードルス』(立川市/立川駅)
公式情報
〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目15−9

02.『津軽煮干 ひらこ屋』(東京駅)

▲○特こいくち(1480円)

2025年8月7日、東京ラーメンストリートにオープン。青森県を代表する人気店。豚骨ベースのスープに平子煮干を中心に4種(50kg以上)の煮干を使い3回炊き上げる“三段仕込”で炊き上げた濃厚スープ。合わせる麺は内麦と外麦を独自に配合した松本製麺製の特注麺。中太で軽く縮れのついたタイプで東京駅限定麺。かん水を控えめにし(青森は無かん水の麺も多い)、もっちりな麺に仕上げている。チャーシューは国産豚モモ肉を使用し、ウチモモ・ランプ・ナカセン(ナカニク)といった部位ごとに調理法を変えることで、それぞれの旨味を引き出している。

02.『津軽煮干 ひらこ屋』(千代田区/東京駅)
公式情報
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F

03.『豚骨ラーメン そらのいろ 麹町本舗』(麹町/半蔵門)

▲豚骨ラーメン(900円)+水餃子(220円)

2025年8月21日オープン。「ソラノイロ ARTISAN NOODLES」が東銀座へ移転予定で閉店。長い間、本店だった跡地に新店としてリニューアルオープン。スープは白濁した豚骨。最近、都内の豚骨話題店だと“クサウマ”豚骨が人気だが、それらとは違うし、店主前職の「博多一風堂」とも違う。王子にあった姉妹店とも違って、似たような感じじゃないのがまたいい。
博多に行けばいろんな豚骨ラーメンがあるように、都内の豚骨ラーメンもいろんなタイプがあって欲しいので、そういう意味では懐かしく、新しいタイプの豚骨。ポスターにもある『一口すすると時を超えてあの日の笑顔に会える。そんな懐かしい心に残る一杯』と書いてある通りの豚骨ラーメン。普通の固さで頼んだ麺もほどよい固さでおいしくいただけた。

03.『豚骨ラーメン そらのいろ 麹町本舗』(千代田区/麹町駅)
公式情報
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-3-10 ブルービル本館1B

【冷やしラーメン四選】(商品名と写真のみ)

04.『西永福の煮干箱』(西永福)

▲鬼もろこしと夏野菜の冷製そば(1800円)

04.『西永福の煮干箱』(杉並区/西永福駅)
公式情報
〒168-0064 東京都杉並区永福3-55-3

05.『支那そばや』(戸塚)

▲桃の冷やしらぁ麺(2300円)

05.『支那そばや』(横浜市戸塚区/戸塚駅)
公式情報
〒244-0003 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町6002-2

06.『麺や七彩』(八丁堀)

▲トウキビの冷やし麺(1600円)

06.『麺や七彩』(中央区/八丁堀駅)
公式情報
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-13-2

07.『キッチンきらく』(神保町)

▲タカネコーンの冷やし麺(2200円)

07.『キッチンきらく』(千代田区/神保町駅)
公式情報
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-5 M2神保町1F

この記事を書いた人

大崎 裕史 (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。